就労継続支援施設への業務委託

Outsourcing

西部クリーンには達成したい理念があります。

福祉におけるバリューチェーンを構築し、地域の未来に価値を創造します。

病院・高齢者施設・障害者施設へのリネン業務において間接的に地域福祉のお役に立つことは当然のことですが、福祉を子育て・高齢者・障害者と縦割りにするのではなく、地域社会の中で連鎖することで価値を創造したいのです。
西部クリーンでは「働く環境改革」として、子育て中の方々が働きやすい環境づくりに取り組んでいます。高齢者・障害者施設のリネン業務があることによって、子育て中の方々の働く環境づくりに取り組むことができています。
作業の一部を障害者の方々の仕事として、就労継続支援施設へ業務委託しています。2018年度、西部クリーンでは5つの就労継続支援施設への業務委託を開始致しました。
一方で全国的に人手不足が叫ばれる中、就労継続支援施設においては、さまざまなハードルによって、まだまだ仕事不足が現実のようです。本来、仕事というものは、社会の中で役に立つ経験こそが重要なのです。これまでの障害者福祉における「障害者のための仕事づくり」という感覚から、「特性に合わせた労働力のマッチング」という認識に切り替え、行動する必要があります。
今後もやれることはたくさんあります。タオルをたたむという単純作業は一部の障害者の方にとってマッチした仕事のようでしたが、全ての障害者の方が単純作業に向いているわけではありません。私たちSAVEグループにおいて、洗濯工場を就労継続支援施設として運営し、障害者の方を洗濯機オペレーターとして雇用するという取り組みも検討しています。提供できる仕事の幅を広げたいのです。
また、西部クリーンでの業務委託経験をふまえ、企業と就労継続支援施設との仕事のマッチングサービスを立ち上げたいと考えています。SAVEグループ各社の業務もありますが、地域には理解いただける経営者がたくさんおります。その橋渡し組織を作ることができればと思います。
福祉業界から頂いているリネン業務ですので、これからも地域福祉へ還元という社会的責務を果たしたいと考えています。